微生物の力を豊かな実りにつなげています
元気でおいしい野菜をつくるために、もっとも大切なのは「土」です。
微生物と共に、もみ殻や馬ふんを使って培養した身近な食用菌(乳酸菌、納豆菌、酵母菌、麹菌)やバクテリアの力を借り、土の環境を整えています。
一生懸命つくったミネラル豊富な土の良さを生かして、施設トマトや施設イチゴは養液土耕栽培(ようえきどこうさいばい)を実践。
露地では循環農法で季節の野菜を育てています。
私が実践している栽培法(元気農法)は、植物の生命力や免疫力を高めて病気や害虫に影響を受けにくいように成長させ、免疫力、農薬を使わなくてよい栽培方法です。
昔の人が感覚と経験で取り組んでいた農法を理論的に応用したものです。
微生物たちの活発な働きと自然の営みのおかげで肥沃な土が育ち、健康な野菜をお届けできることに喜びを感じています。
神戸グリーンキャッチ 代表 笹山 大
栽培方法
化学肥料を使うと余剰炭水化物を大幅に減少させ、細胞を守るセルロース(外壁材)が減少し、ワックス層(クチクラ層)が減少して病害虫体制が低下します。
クチクラ層が減少すると撥水効果が低下して病原菌に入られやすくなり、葉の内部組織の痛みが進行します。
アミノ酸を与えることにより土中の水溶性炭水化物を吸収してしっかりしたワックス層(クチクラ層)を形成することにより、農薬を使わなくても植物が自ら病害虫から身を守ることが出来ます。これが科学的有機栽培です。